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季譜の里だより:3月
2017.04.07  季譜の里だより

「3月は去る」とはよく言ったもので、
休館日のお知らせから始まった3月もアッ!という間に過ぎました。
ここ最近は3ヶ月1度休館を頂戴しているのですが、
実は、そのお客様のいない館内にはスタッフが全員出勤で勢揃いしています(!?)

一体何をしているかと申しますと…
部署ごとに念密なミーティングを行い、目標を立て、全社員で共有し合ったり。
そして外部から講師をお招きしてより専門的な研修、勉強会を行ったりしています。
貴重な休館をいただく事で、毎回スタッフのスキルアップに役立てさせていただいている訳です。

さてさて!今回も色んな事がギュッと詰まった1ヶ月を写真で振り返りたいと思います。

 

3月になると、毎年私達の目を楽しませてくれるのが生け花の桜。
「桜の時期はまだなのに、どうして咲いているんだろう?」
そんな疑問の声も頂戴する事があります。

「ロビーは、暖房であたたかいから!」
はい、もちろんそれもございますが、
実は蕾のついた枝を館内のあたたかい場所で予め寝かせておくのです。
そうする事で、桜の花に少しだけ早く目を覚ましてもらう。
木から切り取られた後も温度の変化に敏感に反応し、
花を咲かせる桜には、その力強い生命力に驚かされます。

 

そして、お庭の方では。
お食事処「石榴(ざくろ)」の枝垂れ梅が今年も綺麗に咲いてくれました☆
毎年、10日を過ぎると「そろそろかな〜」と毎日様子を伺うのですが、
今年も平年並みの3月13日に満開
極寒の冬を過ごした為、花の付き具合が心配でしたが、
たくさんの方にお喜びいただける素晴らしい咲きっぷりでした!
来年もぜひお楽しみに☆

 

月の半ばには黒田先生宅へ訪問。
スタッフも何度かお邪魔した事はあるのですが、
その様子を皆様にご紹介させていただいたのは初めてです。
思いがけない天気雨のお陰で庭園のお花はゆっくり見れませんでしたが、
その分ゆっくりと黒田先生のお話を聞く事が出来ました。(詳細はコチラ)
次回は、「山手側に綺麗にあの花が咲いたら呼ぶ!」との事。
またご紹介しますので、楽しみにしていてください☆

 

湯郷温泉ではお雛祭りも盛り上がりました。
こちらは初日、二日目の飾られた階段雛の様子。
今年は好天に恵まれ、お雛様も気持ちよさそうに見えました。

 

お雛祭りでは、既に使われていない施設にも多数のお雛様が飾られたのですが、
その数は「一体どれくらいあるんだろう…」というほど沢山の数!
来年こそは…頑張って数えてみようと思います(笑)
こちらは旧坂口屋旅館での展示です。

 

4月が近づいてくるに連れて、館内のお花もより春らしくなってきました。
こちらはチューリップと桜というなんともうららかな組み合わせ!
黄色は実は黒田先生のお気に入りの色でして。
春はサンシュユやレンギョウに加え様々な黄色い花弁が
館内に春を知らせてくれます。
意識してご覧いただけると、さらにお花鑑賞も楽しくなると思います。

 

月の終わりには、朝食の器の模様替えもいたしました。
献立は大きく変わらないのですが、暖かくなるシーズンを前に、
清涼感ある朝を迎えていただきたいと、和朝食はガラスのお皿でお出ししております。
こちらは「いよいよ春本番!」を知らせる季譜の里の風物詩。
色とりどりの器も含めて、ボリュームたっぷりの朝食をお楽しみください☆

 

これからは屋外のお花が見頃を迎え、
生け花では満開のお花はもう見納めです。
つぼみ姿の生け花も、また来年会う日まで。

 

3月も沢山の方に足をお運びいただきました!
本当にありがとうございます!
4月も皆様のお越しを心よりお待ちしております☆
(フロント係長・酒本)